そしてぽつりと
話し始めた
『…僕と穂波ちゃんが最初に出会ったときのこと覚えてる?』
…?
話しの流れは良く分からなかったが
覚えていない訳が無いので
そこは大きく頷いた
忘れるはずなんてない
だってあの時は本当に
私の前にヒーローが現れたのかと思ったぐらいだもん
少女マンガやお姉ちゃんみたいな恋に憧れていた私にとって
衝撃的な出会いだったのは間違いない
『あの時実はさ…』
重々しそうに口を開いて
日下部さんの話はそこから始まった
その話が
これからの私の行く末を決める重要なことだとも知らず…
メニュー