…だけど
《成宮先生と両思いにして欲しいのっ!》
あの時の穂波の顔が浮かんで
俺は何も出来なかった
穂波が他の奴とキスしてる姿なんて見たくねえから
俺はずっと穂波から目を反らしていた
そして、これ以上ここにいても自分が傷付くだけだと思い
俺は部屋を出て行こうとした
最後に…
一回ほど穂波の顔が見たくて
あいつで隠れている穂波を見た
もしかしたら
無理矢理されているんじゃないか
ほんの少しの期待が
俺を動かした
これで嬉しそうに頬を染めていたら…
…その時はその時だ
諦めも必要だけど
穂波を振り向かせる努力をしてから諦めたい



