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…最後まであの女の名前は覚えられなかった
だけど彼女からは何か大切なものをもらえた気がする
「久しぶりに
穂波に会うか…」
いつまでも離れているだけじゃ何も変わらない
ジジィに契約終了の報告をした後
俺は穂波の学校まで飛んでいった
あ、そうだ…
生徒に成りすまして驚かしてやろ
クックックと笑いながら
パチッと指を鳴らしてここの指定制服に変えた
穂波の気配をたどりながら歩いていると…
「ちょっ…な、なんで…」
『だ…~…~』
ふいに聞き覚えのある高めの声が聞こえた
ただそれがいつもと違ったのは
…泣きそうな
声だったことだ
俺は急いでその声がするところを探した



