その女性も
まさか本当に悪魔が呼び出せるとは思わなかったらしく
願いは少し待ってくれと言われた
…最近は悪魔の存在を信じない奴の方が多いから
こういう反応には慣れざるを得なかった
俺としては自分から呼び出しといて待ってくれなんて身勝手だと思う
それでも契約者の願いをかなえるのが俺の仕事
待つのも仕事のうちなんだ…
…2週間経って
ようやくその女性は願いが決まった
2週間この契約者の傍にいた俺としては
とてつもなく長く感じた2週間だった
一体何回ため息が出そうになるのを抑えたことか
「…それで?願い何だよ?」
いくら年上で契約者だろうと
俺は自分で尊敬できると感じた奴にしか敬語で話さない
『…刹那が私の彼氏になって』
出た
最近多いこのパターン
どうも俺の顔は人間界の女に好まれる顔らしい



