たぶん本当は
契約者の前に現れて事情を説明しないといけないんだろうけど
俺はその前に頭を冷やしたかったし
…言い訳も考えないといけなかった
どうしよう
何ていったら信じてもらえる?
…普段、俺ら悪魔と契約を結ぶ奴等は
何らかの方法で悪魔の呼び出し方を知り、契約などの内容も分かった上で呼び出してくる
だから説明なんてアラジンのランプのように
あっても誰も知ってるようなもんだ
それに比べて
穂波は俺を呼び出していないだけではなく
契約の意味さえ知らない
だけど俺は
そうまでしても
穂波との関わりを持ちたかった
別に俺は穂波の魂が欲しいわけじゃない
穂波が何か願いを言えば、俺の魔力で叶えてやればいいと思っていた
そうすれば穂波はその魅力に取り付かれ
何度でも俺を呼び出すだろうと計画していたから



