『あ、あの…服装が雪降ってんのに薄着だし
さっきから全く動かないから死んでんのかなって…ごめんなさい!』
穂波はワタワタと身振り手振りで説明した後
凄い勢いで頭を下げた
ああ…そっか
俺たち悪魔は大して寒さとか熱さとかは関係ない
だからこっちの人間が穂波のようにコートを着ている季節でも
俺は黒いズボンと白いYシャツで、別に何も感じない
まあ、不審に思われても仕方が無いか
「あー、心配してくれたの?
ありがと」
俺は枝から飛び降りて穂波に近づいた
まだ不安そうな目で俺を見つめてくる
…っ!
何そのウルウル…
俺は目線を合わせていられなくなって少し顔を横に背けた



