悪魔はくるっと空いている方の手で空中に円を描いていた 悪魔の指が通った所が明るく光る線となる なにやら不思議な言葉をブツブツ唱えたら… その円が空中に浮かぶ鏡となった だって、寝ている自分の姿が見えるんだから鏡としか考えられないよね 『よっと…』 「んぎゃーっ!!」 悪魔がはだけたパジャマの襟をつかんで脱がせると 首筋の辺りにある赤い痣が鏡に映りこんできた