いつの間にか目から涙が零れ落ちていた。 分かってた事なのに今更後悔する。 後悔しても遅いのに…。 「何泣いてんの?てか泣かれても辞めないよ。逆に興奮する」 そう言って舌を入れてきた。 背中がゾクっとする。 もうどうにでもなれ!! そう思った時…。 トントントン 車の窓を叩く音が聞こえた。 あたしも、隼人も皆音がする方を見る。 するとそこにはスーツを着た笑ってこちらを見てる人が立っていた。