ラブ・ヤンキー

「いいから言え!!」

「……………私がまだガキだった頃に、親父から虐待受けてたんだよ」

私は、木村の顔を見ずに話した。

「なっ…」

「証拠として、この傷痕」

私は、腕にくっきりと残酷と言っていいほどの切り傷が残っていた。

「結構奥深くまでやられてさ」

「ひでぇ…」

清継は、目を瞑った。

「そうでもねぇよ?今は痛くねーし」

「病院行ったか?」

「行くわけ無いじゃん。まぁ、そのおかげで雑菌入って化膿したけどな」