「今まで生きてきたの?」



時間が動きだし、ローズが言い掛けた続きを言った。



「まったく、そんなに熱くなるなよ。単なる冗談だよ」


「え?」



さっきアリスに言われたことを思い出す。



《取りあえず、今は事情があって話せないんだ。ただ、別に変な悪い仕事ではないから、心配しないでくれ。こうやって言えば大丈夫よ!》


「・・・悪いが、今は事情があって話せないんだ。ただ、別に変な悪い仕事ではないから、心配するな」



ローズを説得するような優しい眼差しで言うと、ローズもホッとしたらしかった。



その姿を見て、ユハは思わず口走ってしまった。



「結婚・・・したいな」


「・・・・・・・・・・・・・・え!?」


「あ・・・」



ユハは言った瞬間口を手で塞いだ。



い、今何て??



ローズは耳を疑った。



ユハはチラッとローズを見ると、ローズは顔を赤くしていた。




「ローズ・・・・・・」


「は、はい?」



緊張してるのか、声が上ずってしまった。



そんなローズを見て、可愛いと思い、ついクスッと笑ってしまった。