「ん・・・・・・・」



目覚めたローズ。



ここはどこ?



家じゃない。



昨日のことを順々に思い出し、昨晩のことを思い出した。



「はっ!!!!」




ローズはガバッと起き上がり、あたりを見回した。



確か、あの後誰かに抱き上げられて・・・



だが、回りには誰もいない。



すると今度はユハのことが心配になってくる。



怖かったことに変わりはないが、あの時のユハが本当のユハでないことくらい、ローズでも容易にわかる。



どうして突然あんなことになったのか分からず、ローズはしばらくの間、ボンヤリしていた。





すると






「お!お前、起きてたんだな」



突然後ろから、顔を覗き込まれながらそう言われ、ローズは驚いて叫んでしまった。








「キャーーーーーーー!!!」