遅い初恋〜先輩に恋をして〜

「えっ!!!!」

思わず声を
あげてしまった。

『どーした?山田。』


「いえ。何もないです。」


坦任がびっくりするのも
当たり前だ。結構
大きな声だったから。


『その反応をみると
 図星だな!!!』


貴洋は鋭かった。


なんかそういう部分
貴洋には結構あった


私が、落ち込んでる時は
明日香の次に気付いて
くれたのが、貴洋だった。


「誰にも言わないでよ?」


『いわねーよ。まあ、
 かっこいいよな
 先輩。俺でも、女
 だったら惚れるもんな』


やっぱ男の人から
みても、かっこいいんだ。


そりゃ、あんな完璧な
人は他にはそういないもん。


『俺は、茉美のこと応援
 するよ!』


貴洋は、そういうと
ガッツポーズを
私にしてみせた。