遅い初恋〜先輩に恋をして〜




野球部の夏が終わった。



私は先輩にどう声をかけて
いいかわからなかった。
だから、試合が終わると
すぐに帰った。


先輩の泣き顔が
まだこの目に
残像で残ってる。


もう、先輩の野球をしてる
姿はみれないんだ。


私は、自分のベットに
寝転んで、ボーッとしていた。


すると、携帯の着信音がなる。


なかなか、起きない体を
無理やりおこし、
携帯をみると、そこには




『五藤海斗先輩』




海斗先輩からのメールだ。


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From:五藤 海斗先輩
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題名:ごめん
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本文
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今日は応援きてくれたんだね。
ありがとうな。

約束したのに勝てなかった。
本当にごめん。

応援してくれてありがとう。

あと、お願いがあるんだ。
クラスに、林っているだろ?
すごい落ち込んでる
みたいだから、アド知ってたら
メールしてやってくんない?
よろしくな。

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自分も落ち込んでる
はずなのに。
やっぱり、部長として
他のメンバーをちゃんと
みてるんだ。
尊敬。この言葉につきる。



本当に優しい人なんだと
改めておもった。