遅い初恋〜先輩に恋をして〜

『まあーみ』


この声は、間違いなく
梨沙先輩だ。


「先輩。どうしたんですか!?」


『海斗君のことだよ』


梨沙先輩は私が
海斗先輩に好意を
もったのを知った
時から色々、情報
をくれる。


『海斗君、明日試合だって』


試合か…。
見たいな。だって
ユニフォーム絶対
似合うよ。
海斗先輩は、なんでも
似合うけど、やっぱ
野球してる時が
一番かっこいい。


「梨沙先輩から頑張って下さいって言ってもらえますか!?」


それが精一杯だった。


海斗先輩に直接
言えるわけない。


その時、


『茉美。ちょっとおいで』

私は、梨沙先輩に
腕を引っ張られた。