遅い初恋〜先輩に恋をして〜

私は、放課後は
部活に直行して
大好きなバスケを
することが日課。


でも、あの日だけは
違った。あの日だけは
部活の前に、野球部
のグラウンドをのぞいた


すぐに先輩を見つけた。


グラウンドに響く
先輩の声。
高くも、低くもなく
落ち着く声。




その時、ボールが
コロコロ…。


なんて、ドラマみたいな
こともなく、
部活に向かった。


そうだ。
この世の中
そう上手くいく
はずがないんだ。