「香代子・・・ お前はいい娘だなぁ・・・」

弘樹はしんみりした声を出した。

香代子は明るく話した。

「お父さん、お母さんによくやり返さなかったね。我慢したんでしょ? 」

嬉しくなった弘樹は頷く。

「そうだよ・・・ 僕は何にもしていない。 いきなりお母さんがキレたんだ・・・ 酷い女だな。 真奈美は相変わらず部屋に篭ってばかりだし。
香代子が1番わかってくれるね・・・・。」