万里子は『取材』という名目で、夜な夜な繁華街へと繰り出した。 ホストクラブ、熟女喫茶、ハプニングバー・・・ 初めて見る裏の世界は刺激的過ぎた。 (なんでこんなに楽しいことを、今まで知らなかったんだろう・・・ ) 万里子は酒に酔い、手当たり次第に近付いてくる男と関係を持った。 40も後半になって、女の喜びを知ってしまったのだ。