中学に着くと、生徒玄関はクラス表を見る人であふれていた。

「1年、こっちー!」

同じ制服を着ていて、いかにもマジメそうな先輩が必死に新入生を誘導している。

「梨夕、あっちだって。
1年の名簿は裏にあるみたいだよ?
行こッ」

「オッケー☆
楽しみだなぁー」

あたしと亜理沙は、裏校舎の玄関に向かった。