あの暑い 夏の記憶

それから毎日。

お昼までお勉強の時間で、お昼からは畑のお手伝いと決められた。


気付けば、旭はちゃっかり準くんの隣にくっついて、勉強を教わっていた。


耕にぃはわたしと日夏の宿題を見てくれて。



そんな中、直さんは葵ねぇの隣から離れることはなかった。



「だ~…もうやだ~っ!」

さっきからそればかりの日夏は、姿勢を崩しノートに鉛筆を投げ付けた。


「少し休憩するか?」

耕にぃはニヤッとして日夏を見る。


「日夏、さっきから休憩ばっかり!もう何度目ー?」

わたしもノートに鉛筆を置いて、日夏と同じように寝転がる。


「手につかね~んだよっ!」


「アハハ!日夏は好きなこと以外、何でも手につかないんだろ?」


「アハハッ!日夏らしいねー!」


「心音っ!耕にぃっ!!けっ、うるせ~なっ!まぁ…。あっちも、うるさいけどよ…」

最後の台詞はボソッと投げかけた。


わたしは思わず耕にぃの顔を見上げたけれど、ちっとも気づいてくれなかった。