日夏がいない畑は、静か過ぎて。
仕事ははかどるけれど、やっぱり寂しいよ。
言い合う相手がいないのって、つまらないね。
葵ねぇと耕にぃは、何年経っても仲良くって。
わたしもこんな生活送りたいって、羨ましくてしかたない。
でも、まだはるたんが生まれる前に。
耕にぃに浮気疑惑が浮上して、葵ねぇが実家に帰る騒動があって大変だったよ。
住み込みの女の人が、耕にぃに迫っただけで。
浮気でも何でもなかったんだけど。
迫り方が大胆で、ちょっと過激だったから、葵ねぇはご立腹。
だけど、そんなことがあっても、変わらず信頼し合ってるのは、愛し合っている証拠なのかな。
長い歳月の間、色んなことがあったけど。
あの夏に続けざま起こった出来事に比べたら…。
対したことないかも。
最後の言葉。
最後の笑顔。
今だって、鮮明に思い出せるよ。



