あの暑い 夏の記憶


「…出て行くとか言ってなかったか?来なきゃ良かったとか…」


「…わたしっ!トマトとレタス採ってくる!」


「はぁ!?おいっ!!み、心音っ!?」


日夏の言葉を遮り、わたしは自分ところの畑に走った。



葵ねぇは、今はサラダしか食べられないから。

ここで採れた野菜が好きだから。


耕にぃママと話していた内容は、よくわかんないし…。

来なければ良かったなんて…葵ねぇは絶対言わないよ!!


野菜を食べれば元気になるよ!!


「…なしたんだよ~!?」


「元気になるよ!!野菜っ!食べれば元気になるよ!!」


「…はぁ?」

そんなマヌケな顔をしている日夏に、きゅうりと大根を採って来るように伝える。


わけわかんね~よっ!?と、叫びながら言われた通り採って来た。


わたしだって、お料理くらいはしないと!

葵ねぇに頼らなくても、何でもできるようにならないと。


葵ねぇ…倒れちゃうもん。