あの暑い 夏の記憶


次の日。


日夏ママが帰って来て、旭ママから昨日の話しを聞かされ 本当にびっくりし、そして、嬉しそうにしていた。


耕にぃママは仕事そっちのけで、旭んちの小屋に上がり込んで、旭ママや日夏ママとワイワイおしゃべり。


「やっぱり男の子よ!跡継ぎがいなきゃ話になんないわ」


「あら!女の子でも婿貰えばいいのよ。うちは婿しかないわ」


「男の子生まれるまで何度もってねー」



たまに耕にぃが呆れた様子で連れ戻しには来るけれど。


その度に、『いつの間に!?いつ!?』とか、なにやらからかわれたり、話しの標的になる。


だから、諦めたのかそれから来なくなってしまった。



わたしと日夏や旭が、赤ちゃんのことを色々聞いても。

『子供はいいのよ!早く畑行ってきな』

と、言うばかりで、何も教えてくれなかった。



「自分たちはおしゃべりしまくってよ~っ。…大人はずりぃ~なっ!」

日夏は文句タラタラに、熊手を思いっ切り振り上げる。