あの暑い 夏の記憶


「どうしよう!今日はお祝いだわっ!帰って仕度しなきゃ!おばあちゃんは忙しいわー」

耕にぃママがそう言い残し、バタバタと小屋から出て行った。



旭ママも自分のことのようにキャーキャー騒いでいる。


「あいつ鞄忘れて。…ほんとにそそっかしいな」

耕にぃママが忘れた鞄を手に広じぃが息を漏らす。


「んじゃ…。おねぇとおにぃは結婚するの!?」

旭が広じぃにしがみつく。


「そうだなー。うん」


「広じぃ…。おじいちゃんになるの?」

わたしも広じぃの腕を掴む。


「50前におじいちゃんか。…それもいいな」

優しく笑い、照れた様子の広じぃ。


「あーちゃんは、ちょっと働きすぎて体調悪くしたみたいだから、病院でお休みすると。だから、みんな大人しくしてな?」


「うんっ!!」


「今流行りのできちゃった婚かよ~っ」


「アハハ、にちは不満みたいだなー?」


「つまんね~のっ!!」


「日夏は葵ねぇに怒られるのが生きがいなんだよねーっ」

そう旭がバカにする。


「違~うっ!!だってよ~…唐揚げもう食べれないんだろ…」

と、うなだれた。



そんな日夏を見て、わたしたちは大笑いした。