あの暑い 夏の記憶


緊張感に取り囲まれた。

「耕毅だわ。…も、もしもし?」


全員が電話に出た耕にぃママに集中した。



「…そう。…うん…。…ほんとに!?間違いないの!?…ほんとなのね!?わかった…。はい…、はい、気をつけて帰って来るのよ。はいはい」



そして、携帯の画面を閉じた。



放心状態の耕にぃママに、みんなが好奇な視線を集める。



「…点滴受けてるって。体力も体重も落ちてるから安静にって…2、3日入院って…」

意識がどこか遠くに行ってしまったみたいにぼーっとしていた。


そんな状態の耕にぃママを見て、旭ママが。

「ちょ…ちょっと!!そうじゃなくて…!!どうだったの!?」

慌てながら電話を変わって興奮していた。


「…あ、あぁ。…そうね、そう!肝心なことね…。今、7週ですって!!」


「ほ、本当にっ…!?おめでとう!!ほーんとよかったわねー!!」


「ありがとう…」

抱き合い喜ぶ2人の目には涙。