あの暑い 夏の記憶


3時の休憩はみんな小屋に勢揃い。


「まだ!?まだ連絡来ないのー!?」


「みー、大丈夫だから」

と、わたしを宥める広じぃもソワソワしている。


旭パパはタバコを消したと思ったら、また火を付けるの繰り返し。


耕にぃママは携帯電話の画面を何度も開けたり閉めたり。


旭ママはトイレに行くのはもう3回目。



「…遅いわねー」


「私があんなこと言ったから…まさかっ…!?」


「縁起でもないことを…。大丈夫今日は七夕なんだから」


「でもっ!どうっ…」


その時。


…トゥルルルル…トゥルルルル。



耕にぃママの携帯が大音量で鳴り出した。



わたしたちはビグッと、心臓が一瞬止まりそうになる。


ドキドキ鼓動を速める心臓。




『気づかなかったら困るわね』

と、音量を最大にしていた。