あの暑い 夏の記憶


葵ねぇと日夏と晩ご飯。

日夏ママは、3、4日帰らないかもしれない。と、葵ねぇは心配そうに眉を下げた。


「ん~、何か農家継ぐ人がいないって言ってた。あっちは米ばっかしなんだってよ~」


「へー。…稲ばっかりなの?田んぼばっかり?」


「アハハ、田んぼだけじゃないけど。ライスランドがあるくらいだからね」

と、葵ねぇはお米に関しての施設があることを教えてくれた。


いくら規制緩和と言っても稲作は、届け出出さないとできないんだよ。

この水田からこのくらい採れると決められたトン数しか出せないしね。

他の品種と混ざった物が1俵でもあると全部ダメだし、だから機械洗うのも緩くないよ。

出した後に残るのなんて自分たちで食べる分だけ。


葵ねぇはわたしたちに解りやすく話してくれる。


「…これが残ったお米?」


「そう。混ざってないから美味しいよ。店で買うと混ざった米だからやっぱり農家の米が一番だよ。秋が楽しみだ」

そうニカッと笑った。