あの暑い 夏の記憶


「にち?札幌、楽しかったか?」


「おう!!広じぃ、札幌すっげ~人だらけだった!」


「良かったなー!みーは楽しかったか?」


「うん!!でーっかいビルが何個もあって。すごかったー!!」


「そうか。札幌行ったことなかったもんなー。いい夏の思い出になったな?」

わたしの頬っぺたを撫でながら、優しく笑う広じぃ。



「…でねっー!!夜の札幌すごくキレイだったんだよー!!」


「…地下鉄ぐにゃぐにゃ曲がって走ってんだぜい!!」


「バイキングもたーくさんあって…」


「心音~っ!オレが喋ってんだぞ!入って来んなよ!!」


「わたしも喋ってるもん!!」


お互いの肩を押し合いながら、段々熱くなる。



「あーっ!もう。わかった、わかった!!ほら、写真出来たって」

わたしと日夏を引き離し、葵ねぇは怖い顔で。

仲いいんだか、悪いんだか、あんたたちは!ったくもう!と、鋭い視線を飛ばす。