圭人はそう言うと、そそくさと教室へ入ってしまった。 話? あたし何かしたかな…?? う〜ん、と考えながら自分も教室に入った。 ―……放課後。 懐かしい、先生の声も、友達の声も。 全てが嬉しく思えて。 明日は土曜だから学校休みだけど、学校あってほしいなぁなんて思いながら、放課後を迎えた。 あたしは圭人に言われた通り、教室に残っていた。 夕日が教室に射し込む中、帰っていく生徒を見つめていた。