……リリリリリリ… 「やっべぇっ!!」 ん……。 耳障りな目覚まし音と、それに同調して跳ね起きる圭人。 どうやら、遅刻なようだ。 「マジかよ。ん〜…」 あたしはベッドに横になったまま、寝呆け眼で考え込む圭人を見つめる。 …珍しい、圭人が遅刻なんて。