「せめてさぁ、圭人ん家の仔猫にでもなりたかったよ………」 半分、呆れ顔の友人は放っておいて。 本気でそう思う。 (あー、神様っ! 一生のお願いが叶うなら。 圭人ん家の仔猫になりたいっ) そんな風に思って、1日を過ごしたあたしだった。 あぁ、空は何故か 今まで見たこと無い色に染まってる………。