プリンス君家の7日間




「アスカ…、いつもの時間に戻らないから心配したよ。」





そう言って、汗だくの額を拭う…圭人。





「ほら、帰るよ。」





その声と共に、あたしを持ち上げて腕の中にスッポリ収まる。






き、キャー………!!!



あ、ぁぁあたし…圭人に抱き抱えられてるっ?!





今の自分が猫だというコトを分かっていても、心臓が止まるかと思うくらいドキドキする。