「アスカ…、いつもの時間に戻らないから心配したよ。」 そう言って、汗だくの額を拭う…圭人。 「ほら、帰るよ。」 その声と共に、あたしを持ち上げて腕の中にスッポリ収まる。 き、キャー………!!! あ、ぁぁあたし…圭人に抱き抱えられてるっ?! 今の自分が猫だというコトを分かっていても、心臓が止まるかと思うくらいドキドキする。