それで、何でムスッとしてんのよ。黒猫のくせに可愛くない。 あたしは心の中で毒づきながら、眉をしかめる。 「ふぅん。で、驚かないの?」 黒猫は、突然の問い掛けに間抜けな顔を見せる。 「何を…だ?」 もちろん、と 「あたしが人間から猫になってて、よ。」