プリンス君家の7日間




昔?助けた?







今度は私が首をひねる番だった。




黒猫はチョイ、と右手(←正確には右足)を出す。







「あ、この傷。」






その右足には、ブイ型の傷があった……。








「じゃあ、あの時の猫ちゃん?」






黒猫は右足を元に戻すと、コクッと頷いた。