「ありがとう」 心から。ありがとう。 あたしと圭人は、涼と出会ったコトを幻や夢なんかで片付けない。 一生、忘れるコトも無いだろう。 ―……それから。 あたしは圭人と仲良く過ごしている。 勿論、涼との思い出と共に。 「もう、三年生終わっちゃうね。」 学校の帰り道。 何時ものように、夕陽に背を向けて圭人と帰っていた。 「早かったよな。4ヶ月って……」