「…涼は、猫の守り神か何かだったのかな?」 あたしはそれを拾い上げ、ポツリと呟いた。 "人生、不思議なコトがあるものだ" よく耳にする言葉を、頭の中でリピートする。 小さな頃から一緒に居た幼馴染みが、猫の守り神?? 「…なぁ、いつもの神社。行こうか。」 「うん。そうしよ。」 あたしは、ポケットに入れたままにしてあった赤いハンカチを握り締めて、圭人と共に歩きだした。