「渡辺 涼って生徒はクラスに居ないぞ。 そう、言われたんだ…」 「…なに、それ。」 何かの悪ふざけ?? また、あたしを驚かそうとしてるの? 「…名簿、貸して貰った。ほら。」 あたしは圭人の差し出す名簿を受け取った。 確か、金曜に見た涼のクラス章は…… 『3―A』。 その紙は『3―A』の名簿だ。 そんなの、単なる冗談か何かでしょ。 あたしは早まる気持ちを抑え、人差し指でツーと男子生徒の中から涼の名前を探した。