―……


「あ!明日香〜!?」



朝、いつも通りに教室に着くとドワッとクラスの女子が集まった。

圭人は朝練だったから、一緒に学校来れなかったんだ。





「な、なに。意気なり。」


あたしは半分驚きながらも、まさか圭人のコトじゃ…とヒヤヒヤしていた。



「明日香、プリンスと付き合ってるの?!」

「ちょっと!抜け駆け禁止っ!!」




あーだこーだ言われ、収拾がつかなくなった頃。



「こーら。俺の姫様をイジメんじゃねーぞ。」



どこからともなく降ってきた声。



「け、圭人…。」