恋色注意報



すると突然、
ボコッ、バキッ
という音とともに二人組みの男のものとおもわれる叫び声がした。

「うっっっ」

「うわぁ、や、やめろ!たすけてくれ!」



ドサッという音がした。


びっくりして目を開けてみると、そこには怖そうな二人組みの男がたおれていた。



呆然とその状況を見ていると、突然声がした。


「大丈夫ですか?」

声がして前を見上げると、とっても綺麗な男の子が心配そうにたっていた。


わぁ、綺麗な男の子だなぁ。


「おーい。大丈夫ですかぁ?」

「あっ。大丈夫です。危ないところを助けてくれてありがとうございます。」



その男の子をよくみると、おんなじ制服だった。
でも、学年カラーがちがう。

私は赤。

でもその男の子は青だった。


えぇっと確か三年が緑で二年が赤で一年が青だから・・・



ってことは後輩なの?!


「そうみいたいですね。」

男の子はクスッっと笑っていた。


「もしかしてこころの声、でてた?」

私が恐る恐るきくと、「はい、おもいっきり。」なんていって笑いだした。


もぉ、そんなに笑うことないのにっ。

「あっそういえば名前、いってませんでしたよね。
俺は片桐 俊哉(カタギリ シュンヤ)。
よろしくおねがいします。りん先輩。」