途中までもうだっしゅ!





「ふぅ。ここまで走ればだいぢょうぶかな。」



私は一息ついて、ゆっくりと歩き始めた。





そのとき、突然うしろから男の声がした。


「ねえねえぇ、きみひとりぃ?これから学校いくのぉ?」

そこには私のしらないいかにも怖そうな二人組みの男がたっていた。


私が声もだせないでいると、突然二人組みの男が腕をつかんできた。



「やっ!」



手をふりはらおうとおもったけど、男の力はおもったよりも強くてふりはらえなかった。



「いいぢゃんちょっとくらい。俺たちとあそぼぉよ。」



だれかっ!たすけてっっ!

私がこころのなかでそうさけんだとき、怖そうな二人組みの男ぢゃない人の声がした。



「ねえ、おにぃさんたち。その子、怖がってるよ?
 そろそろはなしてあげたら?」


その人のことは、二人組みの男が前にいて見えなかったけど、男の人だということはわかった。


「なんだてめぇ、だれにものいってんだよ!」

二人組みのうちの一人が声を上げてどなった。


ビクッ!

こわいよぉ。あぁ、朝からなきそぉ。



「だれにって、おにぃさんたちに?」

それいがいだれがいるの?みたいなかんぢで男の人はといかけていた。



「てめぇ!」

その声がきこえたかとおもうと、私は目をふせた。