それでも朝はやって来て
君の目は覚めて、
夜への準備をするんだろう?

『切れないループ』
そう思ってるのかい?


ループが切れないんじゃない。
そのハサミが切れないんだよ。


たまにはその鎖、
重いけど持ち上げて
鎖ごと走ってしまえばいい。

鎖は外れてはくれないさ。
だってその鎖も
枷にはなってるけど
紛れもない君の一部だから。


どんなときも一緒に
いてくれたことを
忘れたのかい?


辛い時にばっかり思い出して
嫌ってしまっては
あんまりにも
かわいそうだろう。


別にそれでも構わない。
でも嫌ったあとには
ちゃんと守ってくれてる
鎖を磨いて一緒に走って
あげて欲しい。


きっとまた苦しくなっても
他の理由に気づくかも
しれない。


君と鎖は繋がってる。
認めあって、向かいあって。


それでも迷うというなら
また目をつぶって、
とりあえずは眠ろう。