「千咲はいいよね…

いつも我が道を行く。みたいな感じでさ…」

顔をあげた岬の頬っぺたはふくれてて

おでこは突っ伏してたせいでほんのり赤くなってる。


「でも、岬だって行きたい高校あるって前に言ってたじゃん?」

からかうように

ニヤけたあたしに

ため息を返した。