「…どの高校に行くか考えてる?」 放課後の教室 親友の岬が机に突っ伏したまま聞いてきた。 「まぁ…行きたい高校はあるかな。」 岬の前の席で 頬杖をつきながら ため息を吐くように呟いたあたしに 「裏切り者め…」 なんて 声のトーン低すぎだし。