「華奈さん。」 顔を上げると、輝が居た。 「輝、昨日振り。」 「はい。いつもので良いですか?」 「うん。こっちにも同じのね。」 「はい。」 輝は成をチラッと見てから、後ろの棚から色んなモノを出して、飲み物を作り始めた。 「お待たせしました。」 しばらくして、輝が出来立ての飲み物をあたしと成の前に出した。 「輝が作ったこれは超美味しいよ。」 「そうなんですか?」 「うん、飲んでみな?」 成は恐る恐るコップに口を付けた。 「………美味しいですね。」 1口飲んだ成は笑顔でそう言った。