「え?」 は? あたし、何言ってんだ? いや、でも言っちゃったし。 もう、遅くね? あたしは男を見た。 えぇ―? 目が輝いてる……。 「良いんですか!?」 男は足早に近付いてきて、あたしの手を握った。 「良いけど……。」 「有り難う御座います!実は、行く所無くて困ってたんです。」 もう、何でも良いや……。