あたしは適当に服を触っていると、 「誰だ。」 物凄い、低い、冷たい声が聞こえた。 「てめえこそ、誰だ。」 すると、服の山かと思っていた所がいきなり、起き上がった。 「うわ!」 ビックリした。 「お、居たか?」 輝が服の間から現れた。 「輝か。」 その男が呟いた。 輝はそいつに近づくと、目隠しをとり、 「よお。」 と言った。