「別に、その格好自体は変じゃねえけど、お前に似合ってねえ(笑)」 変、って事じゃん。 「着替えてくる。」 あたしは振り返った。 「ああ、待て!」 輝に腕を捕まれた。 「何。」 「お前、変な服選びそうだから俺が服選んでやる。」 「そんな時間あんのかよ。」 「2分で選ぶ。」 随分、即決だな。 「じゃ、よろしく。」 「任せろ。にしても、遅いな?」 「最後だし、色々してるんじゃない?」 部屋見渡したり、さ。 「しょうがねえな、待っててやるか。」 あたし達は車に乗り込んだ。