Treasure!

その時だった。

「!!」

俺を捕獲していたガラガラヘビの体に、次々と矢が突き刺さる!

「何やってるのよ!何で私を呼ばないの!」

俺の危機に気づいたティアが、ボウガンを手に援護に来てくれた。

彼女は次々と矢を発射しながら、ガラガラヘビの気を引く。

「蠍の毒を塗った、対大型生物用の毒矢よ!」

ティアが言う。

自らが毒を持つ生物とはいえ、流石に他者の毒には免疫がないのか。

ガラガラヘビの絞めつけが少しずつ緩んでいく。

その隙に、俺はガラガラヘビの締め付けから脱出した!