Treasure!

三千年前、人類が氷河より掘り出してしまったのは、『人類にとっては有害な、しかしその他の生命体には進化を促す細菌』だった。

既に進化の終点に達していた人間は、それ以上の進化は望めず、細菌による感染で次々と死亡、絶滅の一途を辿る。

ここまでは事実。

しかし、人類は簡単に滅亡はしなかった。

化学者達はEウイルスを分析、研究。

ギリギリの所で、Eウイルスに抗するワクチンを開発したのだ。

当時の世界人口の三分の一を失うという大惨事。

だが人類はEウイルスを克服し、滅亡の危機から脱出する事が出来たのだ。

…ここで終わったならばハッピーエンド。

人類はその後も繁栄を続けていただろう。

が…Eウイルスは人類に対し、更なるギフトを残していた。

人類の天敵になる存在…ローチを誕生させた事だった。