Treasure!

流石にここまでの攻撃を受けては、さしものローチも絶命するしかなかった。

仰向けに倒れ、痙攣するローチ。

「コウ、ほら、掴まって」

その隙にティアは俺をフロアに引き摺り上げてくれた。

…全く、顔に似合わずえげつない事をする奴だ。

でも、お陰で助かった。

「これも回収しないとね」

ローチの死骸からグルカナイフを引き抜いたティアは、床に落ちているスペツナズナイフのグリップと刀身もブットパックにおさめる。

更に。

「これ何かしら…」

ローチの死骸から転がり出た、筒状の容器も拾い上げる。

「もしかしたら、盗賊団が強奪した、あのおかしな名前の薬品…」

「ネオニコチノイド?」

首を傾げるティア。

「ま…念の為回収しておきましょうか…」