Treasure!

地上78階。

…大きな窓から階下を一望できる部屋があった。

まだ人類文明が栄えていた頃には、美しい夜景がこの部屋から見られたのかもしれないが、今となっては窓は割れ、強い風が吹き込んできている。

この高さなら、転落すれば助からないだろう。

「先を急ぎましょう」

ティアが呼びかける。

「ああ」

更に上の階へ。

階段に足をかけたその時だった。

背後で着地音。

咄嗟に振り向く。

同時に。

「うあっ!」

突然のローチの横殴りを頬に食らってしまった!

思いの他に威力のある拳。

俺は横っ飛びに殴り飛ばされ、そのまま割れた窓から外へ放り出される!